虫歯や歯周病からお口の環境を守るのに一番効果的な方法があります。
それは「予防」することです。予防をしっかり行えば虫歯や歯周病になり、痛い思いや治療をせずに済みます。
ただ、予防と聞いてもあまり身近に感じない方も多いと思います。しかし、歯科医療の先進国である北欧の国々では、とてもポピュラーな治療法なのです。
歯科医療の遅れている日本では、予防治療に力を入れず、虫歯を削って埋める、その箇所の病気が再発し再治療をするという数十年前と変わらない治療法を繰り返し、その結果、日本人の歯の寿命は先進国で最下位になってしまいました。
以前は北欧の国々もヨーロッパ諸国に比べ、虫歯が多いことが問題となっていました。そこで、国を挙げて予防治療に取り組んだ結果、世界的にも虫歯の少ない国になることができました。つまり、予防治療の遅れている日本でも、北欧式の予防治療を取り入れることで、効果的に虫歯や歯周病の予防が出来るのです。
そう考え加藤歯科医院では、予防治療を大切にしています。
フッ素には虫歯の進行を抑制し予防する効果があります。
このフッ素を歯に丁寧に塗ることで虫歯を予防することができます。
フッ素はあくまでも虫歯の予防に有効なモノなので、進行してしまっている虫歯には効果を発揮しません。また、その効果も永久に持続するものではないので、一年に2,3回程度、定期的に行う必要があります。
- 歯の再石灰化を促進する。
- フッ素が歯に浸透し、細菌が出す酸に強くなる。
- 細菌が酸を作るのを予防する。
シーラントとは虫歯になりやすい歯の溝を専用の樹脂で埋める事で、虫歯を予防する治療法です。小児歯科の子供の歯では一般的に用いられる方法ですが、大人の歯にも十分効果があります。歯を削る必要のなく、歯にコーディングをするといったイメージの予防法です。
- 歯の溝が埋める事で、歯磨き時の磨き残しを少なくし、細菌の繁殖を抑える。
- 歯を削らないので、比較的簡単に行う事ができる。
PMTCは歯科医院で行うプロのクリーニングの事です。
虫歯や歯周病を引き起こす「バイオフィルム」の原因となる歯石や歯垢を取り除いたり、クリームなどを使い歯の表面の研磨などを行います。
普段の歯磨きでは取り除けないモノを取り除くことができるので、予防には効果を発揮します。一年に数回定期的に行う事をお勧めします。
- 歯磨きでは落としきれない細菌を除去できるので、虫歯や歯周病の予防に高い効果を発揮する。
- かぶせ物があったり、矯正治療中でも行う事ができる。
- 歯の表面が滑らかになり、細菌の付着を防ぐ。